排水トラブルの業者はどう選ぶ?相見積もりで見落としがちな点

排水のトラブルで業者を探すとき、複数社から見積もりを取るのは自然な進め方です。ただ、金額を並べて安いところに決めた結果、数か月後に同じ症状が戻ってきた、というご相談をいただくことがあります。
先にお伝えすると、排水管の作業は「一式いくら」という提示になりがちで、同じ作業名でも中身がまったく違うことがあります。比べるべきは金額ではなく、範囲と進め方です。
株式会社MITUYOSIの池田です。埼玉県越谷市を拠点に、マンション・ビル・店舗の排水設備の調査から工事までを行っています。この記事では、相見積もりで見落としがちな点を、確認する質問の形でご説明します。
金額だけを比べると、なぜずれるのか
見積書に「排水管高圧洗浄 一式」とだけ書かれていると、その金額が何に対するものなのかが分かりません。同じ書き方でも、次の違いが隠れています。
- 建物の全系統を洗うのか、症状が出ている1系統だけなのか
- 共用の縦管まで含むのか、各住戸の横引き管までなのか
- 屋外の枡から先も含むのか、建物の中までなのか
- 作業前に原因を調べるのか、いきなり洗浄するのか
- 作業後の状態を記録に残すのか
範囲が違えば金額が違うのは当然で、問題はその違いが見積書から読み取れないことです。安いほうを選んだつもりが、範囲が狭かっただけということが起こります。
確認しておきたい5つの質問
1. 原因まで調べてもらえますか
詰まりを取り除く作業と、なぜ詰まったのかを確かめる作業は別のものです。原因が汚れの堆積であれば洗浄で戻りますが、配管の勾配が足りていない場合は洗っても同じ場所に溜まります。調べずに作業すれば、再発したときにまた同じ費用がかかります。

2. 作業後に報告書は出ますか。写真は入りますか
記録が残らないと、次に何をすべきかが分かりません。オーナー様や管理組合様への説明もできません。文章だけの報告書では、状態が伝わりません。
3. 作業前の写真も残りますか
施工後だけでは、何がどう変わったのかが分かりません。同じ箇所を作業前と作業後で撮っているかどうかを確認してください。
4. 調査と工事を、同じ会社で対応できますか
分かれていると、説明が途中で途切れます。調査した会社の見立てを、工事する会社が受け取り直すことになり、その過程で判断の理由が抜け落ちることがあります。
5. 想定外のことが見つかった場合、どうしますか
作業中に予定外の不具合が見つかることはあります。そのときに、着手前に説明して改めて見積もるのか、作業を進めてから請求するのか。ここは先に確認しておくべき点です。
見積書を並べるときにそろえること
複数社の見積もりを比べるなら、条件をそろえないと比較になりません。次の点を、各社に同じように伝えてください。
- 対象の範囲を指定する 「全系統」か「この系統だけ」かを、こちらから指定します。
- 調査を含めるかどうかを決める 含める場合は全社に含めてもらいます。
- 報告書の有無を条件にする 写真つきの報告書を出してもらうことを前提にします。
- 作業の時間帯をそろえる 夜間・早朝の作業には割増が発生する場合があります。
- 想定外が出たときの扱いを聞く 各社の回答を比べます。
これだけそろえておけば、金額の差が何から来ているのかが見えてきます。
安いだけの見積もりで起きること
範囲が狭かった
症状が出ている箇所だけを対象にしていた場合、その先に残った原因が数か月後に表面化します。
原因を調べていなかった
洗浄では解決しない原因があった場合、作業しても症状が戻ります。結果として、洗浄の費用が繰り返し発生します。
記録が残らなかった
次に何をすべきかが分からず、毎回ゼロから判断することになります。担当者が替わると、履歴そのものが失われます。
追加の請求が発生した
着手前の説明がないまま作業が進み、後から請求されるケースです。当社では、作業中に想定外の不具合が見つかった場合、必ず着手前に状況をご説明し、改めてお見積りをご提示します。お客様の許可なく作業を進めることはありません。
当社が調査から工事まで一社で行う理由
当社は、管内カメラ調査、高圧洗浄、漏水調査、グリストラップ清掃、給排水設備の改修工事、定期メンテナンスまでを自社で行っています。
分けていない理由は単純で、そのほうが判断が正確になるからです。調査した者が工事の範囲を決め、その理由をそのままご説明できます。途中で担当が変わって説明が振り出しに戻る、ということがありません。

また、作業のたびに写真と解説を入れた報告書をお渡ししています。仮に当社以外の業者に依頼されることになっても、報告書があれば履歴が引き継げます。建物にとって記録が残ることが大事で、それを抱え込むつもりはありません。
許認可と資格を確認する
排水設備の作業には、必要な登録や許可があります。確認しておくと安心です。
- 建築物排水管清掃業登録 建築物の排水管の清掃を行うための登録です。当社は登録を受けています。
- 産業廃棄物収集運搬業許可 作業で発生した汚泥などを運搬するために必要です。当社は許可を受けています。
特に2つ目は見落とされがちです。汲み取ったものをどう処理するかまで含めて、適切に行われるかどうかに関わります。
金額以外で差が出るところ
作業の時間帯を合わせられるか
店舗様であれば営業終了後や開店前、集合住宅であれば入居者様の生活時間を避けた時間帯。ここを調整できるかどうかで、営業や生活への影響がまったく変わります。
説明が分かる言葉で行われるか
専門用語のまま説明されても、判断はできません。なぜその作業が必要なのか、やらなかったらどうなるのかが、分かる言葉で説明されるかどうかは、地味ですが大きな差です。
見積りがいつ出るか、はっきり答えられるか
意外と差が出るのがここです。「後日お送りします」とだけ言われて、1週間経っても届かない。相見積もりを取っている場合、これだけで比較の予定が崩れます。当社は現地調査のあと1〜3営業日以内、緊急の案件は可能な限り当日中にお出ししています。先に日数を伝えられるかどうかは、社内の段取りができているかどうかの表れでもあります。
断ったときの対応
見積もりを取ったあとに断ることはあります。そのときの対応も、その会社の姿勢が出るところです。
次に何をすべきかまで伝えてくれるか
今回の作業だけで終わりではありません。次はいつ頃、どの範囲を見ておくべきか。ここまで伝えてもらえると、計画が立てられます。当社では報告書の最終ページに、今後のご提案と注意事項を入れています。
作業当日に確認しておくこと
依頼先が決まったあとも、当日に確認しておくと後で困りません。
- 作業前の状態を写真に撮ってもらえているか
- 当初の見積もりの範囲どおりに進んでいるか
- 想定外のことが見つかった場合、その場で説明があるか
- 作業後の状態も、同じ箇所で撮影されているか
- 報告書がいつ届くか
特に3つ目です。作業が進んでから報告されるのと、着手前に説明されるのとでは、選べる余地がまったく違います。
地域によって違う、業者選びの事情
当社は越谷市に本店を置き、越谷市・さいたま市・川口市・草加市・春日部市をはじめとする埼玉県全域、東京都(足立区・葛飾区・江戸川区・北区・荒川区ほか)、群馬県を主なエリアとして伺っています。
埼玉県東部(越谷市・草加市・春日部市など)
敷地に余裕のある建物が多く、屋外の枡までの配管が長くなります。建物の中だけを対象にした見積もりでは、屋外で起きている原因に届きません。どこまでを範囲に含めるかを、最初に確認しておいてください。
さいたま市・川口市など
世帯数の多い建物では、作業に日数がかかります。見積もりに作業日数が書かれているか、入居者様への告知や日程調整をどちらが行うのかも確認しておくとよいです。
東京都東部(足立区・葛飾区・江戸川区・北区・荒川区など)
前面道路が狭く、作業車を停める場所の確保が問題になります。駐車場所の手配をどちらが行うのかで、当日の段取りが変わります。
対応エリアの確認も忘れずに
緊急時に来てもらえる距離かどうかは、実務上とても大切です。当社の主なご対応エリアは、埼玉県全域・東京都・群馬県です。神奈川県・千葉県西部・栃木県につきましても、内容によって対応できる場合がございます。
費用はどのくらいかかるのか
参考として、当社の作業の目安をお伝えします。比較の材料としてお使いください。
- 管内カメラ調査 3万円〜9.8万円
- 部分洗浄 8万円〜18万円
- 全管洗浄 15万円〜60万円
- 年間メンテナンス 5万円〜
この幅は、対象となる建物の規模がまったく違うことから生まれています。戸建てや小規模な店舗と、45世帯のマンションでは作業量が桁で変わります。実際の金額は、現地を拝見したうえでご提示します。お見積り、および対応エリア内の出張費は無料です。なお、他社様のお見積りをお持ちの場合は、あわせてお見せいただいて構いません。同じ範囲で比べられるよう、条件をそろえてご提示します。金額の差がどこから来ているのかが分かれば、判断しやすくなるかと思います。
詳しい内訳は料金プランのページをご覧ください。作業中に想定外の不具合が見つかった場合も、必ず着手前に状況をご説明し、改めてお見積りをご提示します。お客様の許可なく作業を進めて、後から請求することはありません。
よくあるご質問
- 相見積もりを取っていることを伝えても大丈夫ですか。
-
問題ございません。むしろ、比較しやすいように条件をそろえてお出しします。対象の範囲や、調査を含めるかどうかをご指定いただければ、その条件でご提示します。
- 他社の見積もりを見てもらうことはできますか。
-
承っております。ご提案されている工事の範囲が、実際の状態と合っているかを確かめるために、管内カメラ調査だけをご依頼いただくこともできます。調査の結果、工事が不要と判断されればその旨をお伝えします。
- 金額が安い会社に頼んで失敗した場合、あとから相談できますか。
-
もちろんご相談いただけます。その際、前回の作業内容が分かる資料があれば、どこまで作業されたのかを踏まえて確認できます。
- 見積書の内訳はどこまで出してもらえますか。
-
作業の範囲と内容が分かる形でご提示します。どこからどこまでを対象とするのか、どの作業を行うのかを明記しますので、他社様との比較にお使いください。
- 作業の資格や許可は、どう確認すればよいですか。
-
建築物排水管清掃業の登録と、産業廃棄物収集運搬業の許可があるかをお尋ねください。当社はいずれも受けております。特に後者は、作業で出た汚泥をどう処理するかに関わるため、見落とさずに確認しておくことをおすすめします。
- 急いでいるのですが、見積もりを待つ余裕がありません。
-
完全に詰まっている、水があふれているといった状況であれば、まずお電話でご連絡ください。最短即日でお伺いします。緊急の案件については、お見積りも可能な限り当日中にお出しします。応急の対応と、その後の本格的な作業を分けてご提案することもできます。
- 対応エリアの外ですが、依頼できますか。
-
主なご対応エリアは、埼玉県全域・東京都・群馬県です。このほか、神奈川県・千葉県西部・栃木県につきましても、ご依頼の内容によって対応できる場合がございます。遠方の場合は別途出張費が発生することがございますので、まずはお電話にてご相談ください。
まとめ
- 「一式いくら」の見積もりは、範囲が読み取れません。全系統か一部か、屋外を含むかを確認してください。
- 確認すべきは、原因を調べるか、報告書と写真が出るか、作業前も記録するか、調査と工事が一社か、想定外の扱いはどうかの5点です。
- 比べるときは、範囲・調査の有無・報告書の有無・時間帯・想定外の扱いをそろえてから金額を並べてください。
他社様のお見積りをご覧になって迷われている段階でも構いません。当社は埼玉県全域・東京都・群馬県を中心に対応しております。神奈川県・千葉県西部・栃木県につきましても、内容によってご相談を承ります。
お見積り、および対応エリア内の出張費は無料です。お問い合わせフォーム、またはお電話(0120-545-511)よりお気軽にご相談ください。
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対応エリア
主なご対応エリアは次のとおりです。
- 埼玉県全域 越谷市・さいたま市・川口市・草加市・春日部市・行田市 ほか
- 東京都 足立区・葛飾区・江戸川区・北区・荒川区 ほか
- 群馬県
このほか、神奈川県・千葉県西部・栃木県につきましても、ご依頼の内容によって対応いたします。本店は埼玉県越谷市南荻島にあり、年内には3店舗体制となる予定です。

この記事を書いた人
池田 陸哉(いけだ りくや)
株式会社MITUYOSI 代表取締役
18歳で個人として開業し、2023年に株式会社MITUYOSIを設立。埼玉県越谷市を拠点に、マンション・ビル・店舗の排水設備の調査から工事までを行っています。
建築物排水管清掃業登録/産業廃棄物収集運搬業許可 会社概要はこちら
